読者の声

活用の幅が広がる「無料付録・電子版」

明治薬科大学臨床薬学部門
臨床開発コース

門田 佳子 先生

■「十分なデータ量」が選書のポイント

学内では,薬剤師実務教育と臨床開発コースの教育を担当しています。実習に出る際,学生には,治療薬の事典を最低一冊は持つように指導しています。 書店のコーナーを見ると,様々な事典が売られていて,どの本もそれぞれの編集方針に基づいて構成されているように感じます。
薬剤の情報を調べる際に重要なことは,「添付文書やインタビューフォームに記載された情報は,基本的にすべて目を通し理解すること」です。 事典でも,これらについてはできれば簡略化しないほうがいいと思います。その点,本書では必要な情報は概ね網羅されているので,実習中にも安心して使えます。 コンパクトさや一覧性ももちろん大事ですが,多少分厚くても情報の網羅性を最優先した本書は,実習において大いに役に立つと思います。
また,本書の冒頭や各章の最初に設けられている「図解 薬理作用」は,学生が薬理作用を復習するのに,大変便利です。この部分は,コンパクトにまとまっていますね。 全体を通じてメリハリがあるのも,25年にわたる蓄積の賜物なのでしょう。


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■無料付録・電子版でこそ活かされる,十分なデータ量

最近の学生のITリテラシーには,驚かされるばかりです。大抵のことはスマートフォンを使って検索し,様々な情報を得ているようです。 一方,ネット上の情報は玉石混淆で,必ずしも正確なものばかりとは限りません。学生には,情報検索の際,オーソライズされた情報源かどうか必ず確認するよう指導しています。
「治療薬マニュアル」に関しては,学内のLANでWEB版を導入しており,学生も積極的に活用していますが,実習先や自宅などでは,去年までは冊子体しか選択肢がありませんでした。 2015年版では,書籍購入特典として無料付録・電子版が無料で使えるようになりました。 実習先では,スマートフォン使用禁止の所もありますが,今は過渡期かと思いますので,メリットの方が大きければ,スマートフォンやタブレット端末が医療現場にも普及していくのではないかと思っています。 自宅や外出先など,場所を問わずに使えるようになったのは,画期的なことですね。無料付録・電子版では,分量の制約もないので,情報量が豊富な本書に適していると思います。
一方,冊子体には,無料付録・電子版にない「一覧性」などのメリットがあります。両者固有のメリットを補完し合うことで,ますます便利になっていくのでしょう。「治療薬マニュアル」の今後の進化に期待しています。


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